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    熊楠研究 第14号

    ●第14号 (2020年3月発行 A5判 287ページ)

    Ⅰ 特集 腹稿の謎を探る
    腹稿の謎を探る  松居竜五
    南方熊楠の腹稿の現存状況について  平川恵実子
    南方熊楠「腹稿」は、いつ頃から作成され始めたのか  田村義也
    虎に関する腹稿の解読  松居竜五
    虎の腹稿における田辺抜書の利用-『太陽』掲載版への採用数の少なさを中心に  志村真幸
    南方熊楠の識緯的知識について-中国類書『淵鑑類函』の利用を中心に-  司 志武

    Ⅱ 論文
    南方熊楠と本山桂川の交流 -『土の鈴』から『南方閑話』へ-  三村宜敬
    南方熊楠のジャイナ教理解と評価  宇野智行

    Ⅲ 研究ノート
    南方熊楠と長野県内の研究者たちの交流について
    -胡桃沢勘内、矢沢米三郎との関わりを中心に-  一條宣好
    日記と書簡にみる熊楠と庭の植物との関わり
    -「ゴジカ(午時花)」の事例を通じて  大内規行
    南方曼陀羅に至る課程-「神跡考」に「名」と「印」の萌芽を読み解く  大和茂之
    南方熊楠自筆の新史料である和歌山県の神社合祀についての建議案草稿  武内善信
    在英時代初期の南方熊楠と比較宗教学
    -熊楠の英文資料の扱い方の問題点について-  嶋本隆光

    Ⅳ 資料紹介
    幻の徳富蘇峰宛書簡-南方熊楠の情報戦略の一側面  岸本昌也
    南方熊楠書簡資料 日野国明来簡(大正二年) 郷間秀夫・岸本昌也・千本英史・川島昭夫 編

    Ⅴ 書評
    伊藤慎吾・飯倉義之・広川英一郎『怪人熊楠、妖怪を語る』  鈴木正崇
    中沢新一『レンマ学』  小田龍哉

    2020年3月刊行
    3,300円(別途送料310円)

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