●第12号 (2018年3月発行 A5判 255ページ)
Ⅰ 特集 「燕石考」をどう読むか
南方曼荼羅論再考-燕石考に「名」を読み取る 大和茂之
スワローストーンに至る諸多の因果の筋道-「燕石考」研究におけるパラダイム転換- 中西須美
南方熊楠の学問の方法と「燕石考」-MillとBainの論理学から学んだこと- 嶋本隆光
南方熊楠「燕石考」英文自筆草稿:新校訂英語原文および校異 田村義也・中西須美・松居竜五
Ⅱ 論文
南方熊楠及び柳田国男と「鎮守の森」-森神と神社合祀- 武内善信
和歌山県行幸記念自然博物館について 大和茂之
Ⅲ 研究ノート
紀州本草学者と南方熊楠-本草学史上の学統 郷間秀夫
南方熊楠と『民富邇言』-アメリカ滞在中のスペンサー関連資料として 𥱋瀬ペーテル
Ⅳ 資料紹介
南方熊楠書簡資料 野田浦弼、土屋栄吉(昭和三~十六年) 田村義也・岸本昌也
海外メディアが見た南方熊楠 𥱋瀬ペーテル
南方熊楠顕彰館に寄贈された小畔四郎収集資料-主に変形菌関係文献と解題 矢野倫子
Ⅴ 書評
志村真幸『日本犬の誕生-純血と選別の日本近代史』 岩野公美
平成30年3月刊行
3,000円(別途送料310円)