履歴書

 1925(大正14)年1月31日・2月2日付の書簡の通称で、日本郵船会社大阪支店副長の矢吹義夫氏が設立準備中の南方植物研究所の基金募集に協力するために熊楠の略歴を求めたものに対する返書で7.80m巻紙に細字でしたためられている。自伝文学の傑作といわれている。