南方熊楠を初代所長とする植物研究所の設立を農学者の田中長三郎が計画し、「植物研究所設立趣意書」が作成されたのが、1921年でした。
熊楠は資金集めのために上京し、その様子を「上京日記」として掲載していた『牟婁新報』や、資金集めの合間に日光で採集した標本などの資料を取り上げ、植物研究所設立に向けて奔走する熊楠の姿をご紹介します。
また、展示期間中、会場で展示している解説パネルと展示担当者による解説動画を公開します。※終了しました
■会期■ 観覧無料
2022年2月5日(土)~3月6日(日)
■内容■
・南方植物研究所とは
・「上京日記」
・南方植物研究所のその後
・日光採集旅行
■協力■
田辺市立図書館
南方熊楠記念館
登録有形文化財「藤岡家住宅」
国立科学博物館
■展示担当■
土永知子(南方熊楠顕彰館学術研究員)
田村義也(成城大学非常勤講師)
岸本昌也(武蔵大学非常勤講師)
川上新一(和歌山県立自然博物館学芸員)
※公開は終了しました
○解説パネル
○解説動画
①はじめに、南方植物研究所計画の経緯(3:52)
②研究所募金のための東京滞在(10:45)
③研究所募金のための支援者たち(10:41)
④日光採集旅行(2:46)
⑤日光の変形菌(粘菌)(8:45)
⑥ペンツィヒ文庫(11:35)
⑦財団法人化の目論見(13:05)
⑧南方植物研究所計画のその後(10:18)