第42回月例展 熊楠とゆかりの人びと第25回 寺石正路


イベント詳細


南方熊楠顕彰館では、郷土の偉人南方熊楠を顕彰するため、南方熊楠が遺した約2万5千点の資料の中から、テーマにそった資料を展示公開するとともに、南方熊楠の業績やその人物像を検証する機会として、月例展を開催いたします。
「熊楠とゆかりの人びと」シリーズは、南方熊楠とつながりがあった人物をとりあげ、その人物の生涯や業績などのほか、南方熊楠との関係をご紹介いたします。
今回は、東京大学予備門の同級生であり、民俗学などの研究で交流のあった、郷土史家「寺石正路」をご紹介いたします。
■内容
①寺石正路の略歴
②二人の出会い
③退学後の二人の人生
④文通の始まり
⑤おわりに
■人物紹介
人類学者、郷土史家、教育者。高知市出身。地元海南学校を経て、神田共立学校、東京大学予備門に入学するも病により中退。その後帰郷して教職に就くかたわら、社会学・人類学を研究対象とし、考古学や郷土史も研究する。著作に『土佐遺聞録』・『土佐人物傳』(1897)、『土佐古跡巡遊録』(1898)など。『食人風俗考』(1898)を訂正・加筆した『食人風俗志』(1915)を熊楠に贈呈したことから実質的な交流が始まる。史料を提供し合い、お互いの論考執筆の参考とした。(参考:『南方熊楠大事典』2012年、勉誠出版)
■展示・掲載予定資料
◇南方熊楠自筆資料(書簡、日記など)
◇南方熊楠蔵書(寺石正路が南方熊楠に贈った書籍など)
◇その他関連資料
■担当
野本 亮(高知県立歴史民俗資料館 学芸課長)
■協力
高知県立歴史民俗資料館

会期 2015年10月3日(土)~11月1日(日)
時間 10:00~16:30(最終入館)
会場 南方熊楠顕彰館
休館日 10 月12日(月)~16日(金)、19日(月)、26日(月)、27日(火)
入場料 無料