第30回 月例展開催


    イベント詳細


    熊楠とゆかりの人びと 第13回 広畠父子
    -岩吉(油岩)と幾太郎(鋤和)-

    広畠岩吉(油岩)の家は今福湯に近く、銭湯帰りの熊楠はよく立ち寄り、話を楽しんだ。尽きることのない岩吉の話題に「二本足を持つ百科全書ともいうべき人」と熊楠も驚いた。
    岩吉の子幾太郎(画号・鋤和、明治23年生)も熊楠の知遇を受けた一人で、日本画を能くし、熊楠の依頼により「山の紙草紙」を模写したりもした。
    第30回月例展は広畠岩吉・幾太郎父子と熊楠のかかわりをご紹介します。
    開催期間
    平成23年6月11日(土)~7月10日(日)

    会場
    南方熊楠顕彰館1F

    ■展示内容
    はじめに
    民俗学と熊楠・柳田・岩吉
    『民俗学』での岩吉の紹介
    柳田国男宛書簡での岩吉の紹介
    幾太郎と山の神草紙

    ■展示物
    [和誌 150] 『東京人類学会雑誌』
    [和誌 150] 『民俗学』
    [関連0684]広畠きし・写真
    [関連0162]アケビ写生図
    [関連0683]広畠岩吉七回忌法要・写真
    [来簡3564]広畠幾太郎・封書
    [来簡3565]広畠岩吉・葉書
    [関連0159]山の神オコゼの絵詞・写
    [関連0160]山の神草紙写本・下絵
    [関連0161]山の神草紙・下絵

    以上、顕彰館所蔵

    今回は、顕彰館所蔵のも以外に
    ・広畠家所蔵の資料・絵・画帳など
    ・海蔵寺所蔵の紀南十二景の絵
    も展示します!!
    展示物が多くなるため、期間中、数回の展示替えを行う予定です。

    ■説明会(無料、事前申込不要)
    6月18日(土)中瀬 喜陽(南方熊楠顕彰館 館長)
    6月25日(土)浜岸 宏一(南方熊楠顕彰会 学術部 部長)    各回PM2:00~(事前申し込み不要、無料)
    ■担当
    浜岸宏一
    ■特別企画
    華道広円流 広畠良香家元によるいけばな展示
    6月11日(土)~1週間程度

    ※広円流は、岩吉(義甫)→幾太郎(鋤和)→良香と続いています。
    当代の家元広畠良香氏のご協力により、6月11日より一週間程度、会場に活け花を展示します。

    休館日
    ホームページの休館日カレンダーをご参照下さい。