第3回月例展(終了)


    イベント詳細


    第3回月例展として、熊楠が南方邸の庭で発見した新属新種の粘菌ミナカテラ・ロンギフィラをテーマに展示を行っています。

    〔展示パネルの紹介〕
    1917年(大正6年)8月に自宅の柿の木の幹上に見つけた珍しい粘菌は、イギリスのグリエルマ・リスターにより日本人が発見した変形菌として初の新属ミナカテラ・ロンギフィラと命名された。リスターが記念に南方に贈った、自筆の観察図が南方熊楠顕彰館内の資料の中に遺されている。

    ミナカテラ・ロンギフィラが新属新種であることを告げたリスター女史からの書簡。

    南方が発見した新種のうち1種は、粘菌図譜の著者で、粘菌学の「大権威」であったイギリスのアーサー・リスターの娘で、自身も粘菌学の権威であるグリエルマ・リスター女史によって、新種として鑑定された。

    柿の木のくぼみからミナカテラ・ロンギフィラを発見した。
    この柿の木は今も南方邸の庭に残っている。

    南方邸の書斎でキノコの写生に没頭する熊楠。

    〔その他〕
    1)月例展観覧は無料です。
    2)展示についての説明会(中瀬喜陽館長、濱岸宏一学芸スタッフ)
    9/ 2(土)13:30~
    9/ 3(日)13:30~
    9/10(日)13:30~

    担当
    浜岸宏一