田辺市合併10周年・高野山開創1200年記念
南方家は真言宗延命院の檀家である。熊楠は生涯に4回高野山に登っており真言宗高野派管長などを歴任した土宜法龍・水原堯栄とは親しい関係にあった。またその墓は田辺の真言宗高山寺にある。熊楠の真言密教との縁は深い。今回は、「真言密教」をテーマに、南方熊楠と真言密教並びに高野山との関わりについてご紹介いたします。
■企画展
会期:平成27年3月21日(土)~5月6日(水)
時間:10時~16時30分(最終入館)
■内容
①真言密教とはなにか
②近代日本密教と土宜法龍
③熊楠の密教理解
④南方マンダラはどう読まれてきたか
⑤熊楠と水原堯栄
⑥藤岡長和邸の熊楠肖像ハガキ
■展示資料(予定)
◇南方熊楠自筆資料(土宜法龍宛書簡「南方マンダラ」、藤岡長和宛ハガキ〔NPOうちのの館「藤岡家住宅」所蔵〕など)
◇高野山八景・高野山古地図〔高野山大学図書館所蔵〕
◇土宜法龍関連資料(トランク・自筆日記〔栂尾山高山寺所蔵〕、蔵書〔種智院大学所蔵〕)
・・・など
■担当/パネル執筆
奥山 直司(高野山大学教授)
上野 康弘(高野山大学密教文化研究所受託研究員)
小田 龍哉(高野山大学大学院)
唐澤 太輔(早稲田大学国際言語文化研究所招聘研究員)
川染 龍哉(高野山大学大学院)
神田 英昭(高野山大学密教文化研究所受託研究員)
岸本 昌也(武蔵大学非常勤講師)
志村 真幸(京都外国語大学非常勤講師)
曽我部大剛(南面山高山寺住職)
環 栄賢(遍照山延命院住職)
田村 義也(成城大学非常勤講師)
■協力
本特別企画展の開催にあたり、次の皆様・機関に、多大なるご支援、ご協力を賜りました。厚く御礼申し上げます。(五十音順)
NPO法人うちのの館(登録有形文化財「藤岡家住宅」管理法人)
高野山大学図書館
種智院大学
南面山高山寺
栂尾山高山寺
萩原博光(国立科学博物館名誉研究員)
宮本卓也(ミュージアムパーク茨城県自然博物館主任学芸主事)
◎関連イベント:シンポジウム
熊楠をもっと知ろう!シリーズ第31回
第18回特別企画展シンポジウム「南方熊楠と真言密教」
【日時】平成27年4月12日(日)14時~16時30分
【会場】南方熊楠顕彰館 1階 学習室
【講演】「曼荼羅とは何か」
乾 仁志(高野山大学副学長)
【研究発表】
神田英昭(高野山大学密教文化研究所受託研究員)
唐澤太輔(早稲田大学国際言語文化研究所招聘研究員)
小田龍哉(高野山大学大学院)
川染龍哉(高野山大学大学院)
※参加費無料
休館日 3月23日(月)、24日(火)、30日(月)、4月6日(月)、13日(月)、14日(火)、20日(月)、27日(月)、28日(火)、30日(木)
観覧料 無料