みなさん、南方熊楠といえば「森」をイメージされるのではないでしょうか。しかし、熊楠はその人生の大半を、和歌山市や田辺市など海辺の町で過ごしました。また、粘菌やキノコの研究者として知られていますが、海藻などの海辺の生物もたくさん収集していました。
今回の展示では、そのような熊楠と海とのかかわりに焦点を当て、多彩な資料を展示します。
■展示・解説資料(予定)
◇南方熊楠海藻標本(国立科学博物館所蔵)
・・・和歌山(加太など)、田辺(扇ケ浜など)、白浜(湯崎など)、勝浦(天満など)のほか、アメリカ(ニューヨーク、フロリダ)、キューバで採集した藻類の標本
◇無脊椎動物標本(南方熊楠顕彰館)・・・カニや貝類
◇画像資料:明治~昭和初期の和歌浦、田辺・白浜。大阪商船ポスターなど
◇その他、海に関する資料・・・昭和天皇行幸記念団扇[関連0125]など
■担当
土永知子(和歌山県立日高高等学校教諭)
安田忠典(関西大学准教授)
土永浩史(和歌山県立田辺高等学校教諭)
■協力
株式会社 商船三井
国際日本文化研究センター
国立科学博物館
和歌山県立図書館
会期 2013年7月20日(土)~9月16日(月)
時間 10:00~17:00(最終入館16:30)
休館日 7/22 (月)・23 (火)・29 (月)・8/5 (月)・12 (月)・13 (火)・19 (月)・26 (月)・27 (火)・9/2 (月)・9 (月) ・10 (火)
入館料 無料