第13回月例展(終了)


    イベント詳細


    テーマは 熊楠とゆかりの地 3 「神島」

    南方熊楠顕彰館では、毎月テーマを決め、月例展を行っています。
    平成19年度は、熊楠とゆかりの地を題材とした展示を開催し、第3回目は『神島』をテーマに展示を行っています。
    昭和4年、昭和天皇の南紀行幸の際、熊楠が御進講を行った神島。熊楠は、植物生態学を実地に観察するのにこれほど適した島はないと、神島の保全に乗り出し、全島の悉皆調査を実施、昭和10年には国の天然記念物に指定されました。
    熊楠と神島について、解説パネルや、熊楠の日記、神島の写真や神島の植物の写真をパネル等により展示しています。

    展示の紹介
    神島
    神島は、‘おやま’‘こやま’の二島からなり、全島が照葉樹林で覆われている。
    古くから神島神社の社叢として大切に保全されてきた。明治44年(1911)に伐採樹が売却されようとしたとき、南方熊楠が神島の重要性を強調し、保全活動を展開した。この運動は新庄村民の協力を得て、昭和5年(1930)に県指定の天然記念物に、さらに昭和10年に国の天然記念物に指定された。
    『田辺市の指定文化財』より

    神島調査時の熊楠
    国指定申請書に添付する資料として、神島の悉皆調査を行った。

    神島の内部
    ワンジュの蔓が横たわっている。

    ハカマカズラ(ワンジュ)の花

    神島の歌碑
    昭和天皇の行幸記念に建てられた歌碑。
    この行幸記念碑には熊楠自詠自筆の「一枝もこゝろして吹け沖つ風 わか天皇のめてましゝ森そ」の歌が刻まれている。

    熊楠の日記(昭和9年11月8日)
    この日の日記には、神島での調査のことが書かれている。

    担当
    浜岸宏一

    開催期間 2007年9月22日(土)~10月7日(日)
    開催時間 午前10:00~午後5:00(入館は午後4:30迄)
    休館日(月曜日、第2,4火曜日)はご覧いただけません。
    展示説明会 月例展開催中の次の日程に展示説明会を開催します。
    日 程 : 9月30日(日)、10月7日(日)
    時 間 : 午後2時~
    その他 : 参加費無料、事前申し込み不要