第12回月例展 (終了)


    イベント詳細


    テーマは 熊楠とゆかりの地 2 「ひき岩群」

    南方熊楠顕彰館では、毎月テーマを決め、月例展を行っています。
    平成19年度は、熊楠とゆかりの地を題材とした展示を開催し、第2回目は『ひき岩群』をテーマに展示を行います。
    熊楠は、田辺に定住してから、よくひき岩群を訪ねて、植物や菌類の調査や研究、昆虫の採集を続けていました。そして、ひき岩群で採集したものを、「田辺にはこんな珍しいものがある」と自慢していました。
    熊楠とひき岩群について、解説パネルや、熊楠の日記、ひき岩群の写真やひき岩群の植物の写真をパネル等により展示しています。

    展示の紹介
    ひき岩群
    田辺の市街地から5㎞ほどの稲成川中流付近に奇怪な形の岩山が並んでいるのが「ひき岩群」です。ヒキガエルが天を仰ぐ姿に似ていることから名付けられたと言われています。その中のひとつの岩峰が和歌山県指定文化財に指定されています。
    南方熊楠は、このひき岩群周辺へ植物や菌類の観察や採集によく行っていました。

    南方邸に残されていた熊楠の標本。
    標本を挟んでいた新聞紙に、ひき岩群で採取したものであることが書かれている。

    ひき岩群のコモウセンゴケ
    食中植物。葉に粘液を出す毛を備え、小さな虫たちを捕殺して、それを肥料にして生育する植物。

    熊楠の日記(明治38年5月16日)
    この日の日記には、ひき岩群での採集の様子が書かれている。

    担当
    浜岸宏一

    開催期間 2007年8月25日(土)~9月9日(日)
    開催時間 午前10:00~午後5:00(入館は午後4:30迄)
    休館日(月曜日、第2,4火曜日)はご覧いただけません。
    展示説明会 月例展開催中の次の日程に展示説明会を開催します。
    日 程 : 9月1日(土)、9月9日(日)
    時 間 : 午後2時~
    その他 : 参加費無料、事前申し込み不要