新春吉例「十二支考」輪読


    イベント詳細


    十二支考 巳年 蛇も長いが、熊楠の話も長いゾ

    南方熊楠は、1914(大正3)年~1923(大正12)年にかけて、当時の雑誌『太陽』(博文館)にその年の干支をテーマにした論文を発表しました。その論文「十二支考」について、展示解説を行います。今回は、2013年の干支である巳年に関した論文「蛇に関する民俗と伝説」を取り上げます。
    展示内容
    ◆巳年「蛇に関する民俗と伝説」について
    この年の掲載号や腹稿を展示し、その特徴を説明する。また、本文中の図について、もととなった資料(本)を展示する。
    ◆英文のなかの蛇
    『ノーツ・アンド・クエリーズ』誌に出た蛇関連の論考を示し、邦文「蛇に関する民俗と伝説」と比較する。
    ◆ウガ+蛇を食べる
    ウガなど変わった蛇についての熊楠の関心を見る。
    展示資料(予定)
    ◇雑誌『太陽』 南方熊楠顕彰館所蔵[和誌129] ◇別冊『太陽』 南方熊楠顕彰館所蔵
    ◇自筆「十二支考蛇」腹稿 南方熊楠顕彰館所蔵[自筆319] ◇『日本随筆大成』「甲子夜話」 南方熊楠顕彰館所蔵[和910.272] ◇自筆「Snake Poison」草稿 南方熊楠顕彰館所蔵[原稿0046] ◇雑誌『NOTES AND QUERIES』南方熊楠論考掲載号 南方熊楠顕彰館所蔵[洋誌034] ◇ウガ標本 南方熊楠顕彰館所蔵
    ◇ウガ写真 南方熊楠顕彰館所蔵
    ◇ハビ酒 個人蔵
    ◎講演会 「十二支考 巳年 蛇も長いが、熊楠の話も長いゾ」!
    ●日時 : 2013年1月13日(日)13:30~(1時間程度)
    ●会場 : 南方熊楠顕彰館
    ●講師 : 志村真幸(京都外国語大学非常勤講師)
    ●内容 : 企画展と連動し、南方熊楠の「十二支考」を題材に、その年の干支について、その年生まれの講師による講演会。
    展示担当/講師紹介
    ①氏名(ふりがな)②現職③学歴④研究・専門分野⑤研究テーマ⑥著書⑦所属学会⑧その他

    ①志村真幸(しむら・まさき)
    ②京都外国語大学 非常勤講師
    ③京都大学大学院 人間・環境学研究科 博士後期課程修了 博士(人間・環境学 京都大学)
    ④西洋近代史、日欧交渉史
    ⑤南方熊楠のイギリスの知的世界での活動について
    ⑥『南方熊楠とアジア』(共著、2011)、『南方熊楠大事典』(共著、2012)など
    ⑦ヴィクトリア朝文化研究学会、史学会、近代社会史研究会など
    ⑧日に二冊以上の本を読むのが日課です。
    ※1977年(巳年)うまれ
    ※『新春吉例「十二支考」輪読』とは・・・
    2012年より、熊楠の没後70周年を記念し、新春の恒例行事として実施。
    熊楠の「十二支考」の中から、その年の干支に関する論考に関し、同じ干支生まれの研究者の方が、展示及び講演を行います。

    会期 2012年12月1日(土)~2013年1月13日(日)
    時間 10:00~17:00(最終入館16:30)
    休館日 12/3(月)・10(月)・11(火)・17(月)・24(月)・25(火)・28(金)~1/4(金)・7(月)・8(火)
    入場料 無料(展覧会・講演会とも)