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【終了しました】2023年企画展Ⅲ「新春吉例「十二支考」輪読 龍とは何か」

年末年始恒例の企画展「新春吉例「十二支考」輪読」、今回は、2024年の干支「辰」にちなみ、「龍とは何か」を開催します。

「十二支考」とは、大正期に熊楠が博文館の総合雑誌『太陽』に掲載するために執筆した、十二支に関する論考群のことです。
当館では、その論文である「十二支考」について、毎年その年の干支生まれの研究者を中心に展示・講演会を行っており、今回の辰で二周目となります。
熊楠は論文の中で、龍という架空の生きものがどのような想像力の結果として生まれてきたのかを考察しています。ヘビ、ワニ、トカゲ、恐竜。熊楠の論考は、東洋と西洋のさまざまな伝承を、現実の生物につなげようとしていきます。それから108年目の辰年にあたって、この文化史上の大問題について、再びみなさまと考えてみたいと思います。

◆会期◆ 観覧無料
2023年12月9日(土)~2024年2月11日(日)

◆内容◆
・なぜ「田原藤太竜宮入りの譚」という題なのか
・龍の爪は何本か?
・龍のモデルは何?

◆展示担当◆
小峯和明(立教大学名誉教授)
金文京(京都大学名誉教授)
松居竜五(龍谷大学教授・南方熊楠顕彰館館長)

◆講演会◆
熊楠をもっと知ろう!シリーズ第59回
講演会「龍とは何か」
講師:小峯和明、金文京、松居竜五
日時:2024年1月6日(土)14時~
会場:南方熊楠顕彰館
定員:30名(申込不要)/聴講無料