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【終了しました】第29回特別企画展「腹稿の世界」

「腹稿(ふくこう)」とは、南方熊楠が日本語の論文の執筆のために用いた独特のメモのことです。メモとは言っても、細かい字で学問的な発想と参考文献を大きな紙に自由にちりばめ、縦横無尽に書き付けたもので、にわかには、どこから読んでよいのかさえわかりません。まさに熊楠ワールドとしか言いようがない資料です。しかし、ここ数年の研究により、腹稿は熊楠の学問の全体像を知るための重要な鍵としてとらえなおされつつあります。
本展観では、デジタル画像やオンライン技術を活用し、大きく展望が開けつつある熊楠の腹稿の世界に迫ってみたいと考えています。顕彰館での展示に加え、本展示担当者による解説動画をこちらのページで公開しています。

■会期■
2021年3月20日(土)~5月5日(水・祝)
10:00~17:00(最終入館は16:30)

■内容■
腹稿とは何か
腹稿の情報源
「虎」腹稿の構造
これからの腹稿研究

■展示担当■
松居竜五(龍谷大学教授)
平川恵実子(鳴門教育大学准教授)
田村義也(成城大学非常勤講師)
志村真幸(慶應義塾大学非常勤講師)
岸本昌也(武蔵大学非常勤講師)
司志武(曁南大学准教授)

■協力■
和歌山市立博物館

■リモート講演会■
熊楠をもっと知ろう!シリーズ第50回「腹稿の世界」
講師:平川恵実子、田村義也、志村真幸、岸本昌也
日時:5月1日(土) 14:00~
参加方法:①オンライン視聴(Zoom)
      URL:https://us02web.zoom.us/j/87260860590
      ミーティングID: 872 6086 0590
     ②パブリックビューイング
      会場:南方熊楠顕彰館 1階(定員30名、申込不要/聴講無料)
     ※新型コロナウイルスの感染拡大が懸念されるため、参加者の健康と安全を最優先に考慮し、
      オンライン視聴のみとさせていただきます
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