南方熊楠顕彰館の主な収蔵品
熊楠の蔵書・資料・標本等は熊楠の没後主に南方邸の土蔵に保管されていました。昭和40年に南方熊楠記念館が白浜町に開館した際、一部を持ち出し展示しました。また、隠花植物を中心とした約25,000点の標本は熊楠の娘文枝により国立科学博物館植物研究部に移管されています。南方熊楠顕彰館の資料はその後も南方邸に残ったもので、熊楠手沢本、稿本、関係書簡等、熊楠研究の核となるべき中心的な資料群です。
ロンドン抜書(1895~1900)
南方熊楠が巨大な博識と、幅広い文明観を持つに至ったのは、実に5年の年月を費やし、全52巻におよぶこ … 続きを読む →
ミナカテラ・ロンギフィラ彩色図(グリエルマ・リスター 画)
1916(大正5)年5月、熊楠は田辺の中屋敷町36に約400坪の家を求めて移り住んだ。終(つい)の … 続きを読む →
土宜法龍宛書簡(南方マンダラほか)
南方マンダラと呼ばれる図は、主に二つあり、いずれも後に高野山真言宗管長となる土宜法龍に宛てた書簡の … 続きを読む →