南方熊楠顕彰会協力研究者の川島昭夫先生が逝去されました。69歳でした。
川島先生は、昨夏以来入院加療中でしたが、今年1月末に容態が悪化し、2月2日にお亡くなりになりました。
川島先生は、イギリス近代史研究者で、南方熊楠資料研究会(当時)による南方邸蔵書・資料調査に1993(平成5)年以来参加され、特に洋書蔵書の目録作成にご尽力いただきました。
また、柑橘類研究者の田中長三郎と南方熊楠の交流について、一次資料にもとづく詳細な調査と考察を残されました。昨年の南方熊楠顕彰館の月例展「田中長三郎」(2019年2月~3月)、「ウォルター・T・スウィングル」(同年6月~7月)でも、中心となって活躍されました。ご研究が進行中だっただけに、哀惜の念に堪えません。
ここに改めて、川島昭夫先生のご功績と南方熊楠研究へのご尽力に対し敬意と感謝を申し上げ、謹んでご冥福をお祈り申し上げます。